仕事をしているとさまざまな悩みが生まれてくるものなのですが、仕事の種類によって生まれてくる悩みや愚痴も変わってくるということです。
あまりネガティブな情報は知りたくないと考えている人もいるかもしれませんが、事前に内容を把握することでトラブルを回避できる場合もあるのです。また、回避できない場合でも事前にそのようなことがあると知っていれば、直面した時のショックを和らげることができるでしょう。
例えば、それぞれの勤務先でどのような悩みがあるのでしょうか?
薬剤師の、各勤務先を問わず多く聞かれる悩みとしてあげられるのは、人間関係・仕事へのやりがい・休暇があります。
・調剤薬局で働いている薬剤師の場合
「人間関係」
調剤薬局という職場の中には限られたスタッフしかいないため、かなりストレスが溜まってしまうこともあります。また、そのような状況に追い込まれた時、新人が八つ当たりの対象にされてしまうこともありますし、服薬指導の際に患者から心無い言葉をかけられてしまうこともあるのです。
中には薬剤師からの服薬指導を受けるのが面倒だと感じる患者もいるため、説明を強引に終わらせようとしたり、あからさまに聞き流したりされることもあります。
そんな時でも本気になりすぎないことが大切であり、逆に患者と仲良くなってしまうという方法もあるでしょう。
調剤薬局の場合は近くの病院で処方箋をもらってくるという人が多いため、訪れる人も比較的限られてくることになります。
そこで根気強く交流をすれば相手も心を開いてくれるかもしれません。
・ドラッグストアで働いている薬剤師の場合
「調剤に関わる時間が少ない」
ドラッグストアは、幅広い商品を取り扱っているので薬剤師としての仕事よりも、レジ業務や品出し・棚卸など関係ない仕事が増えます。
薬剤師としての専門知識を活かしたいという方や、薬学の専門家としてスキルアップしていきたいという方にとって、不満を感じる点でもあります。
「土日休みがない・コミュニケーションが苦手」
営業時間が長く体力も必要ですし、土日出勤や勤務時間が不規則になってきます。
また、お客さんに接する面も多いので、接客態度も求められてきます。いろいろなお客さんと接するのが苦手な人にとっては働きづらいと感じることもあるようです。
・病院で働いている薬剤師の場合
「不規則な生活で休みが少ない」
入院している患者さんがいるのため24時間体制で、夜勤や当直があり体力・気力が持たず、そもそも休みとして指定できる日が少ないのでリフレッシュする時間が取りづらくなってきます。
「やりがいはあるが給与面が期待できない」
不規則な上、給与面は思うほど高収入を期待できずドラッグストアや薬局勤務の方が1.5倍ほどの給与を手に出来るでしょう。
そのため転職を考える人が少なくないようです。
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